ある人が僕の心から消えて、世界が変わる瞬間。

      2016/08/13


cvbn

心に波を起こしてくれる人がいた。

確かにいた。

しかし、その人は現実にはいるのだけど、僕の心にはもういない。

これは、その人が僕の心から消えて世界が変わる瞬間の話。

 

 

先日、イベントでその人と同じ空間にいることがあった。

お互いに話すことはない。

こちらからの挨拶への返しもなかったし、失礼なやつだなーとムカムカしてお互いに近づかないで変に意識してる感じ。

なんで無視されてるんかなぁ、まあ改めて会ってみてわかったけどやっぱり嫌いだわ。

やきもきしてイライラする。

 

僕はイベントの運営サポートをしていたので、イベントが終わって出口で来てくれた人の見送りをしていた。

タイミング的にその人が僕の前を通る時に僕は他の人と話していた。

その人は僕の方には目もくれずに歩いていった。

やっぱりそうかとも思ったが、実は一つだけ決めていたことがあった。

 

それは、その人にお礼を伝えるということ。

 

その日イベントに来てくれたこともそうだし、

先日気が付いた良くも悪くもパワーを貰っているということ、

その人のお陰で出会えた素晴らしい縁も沢山ある。

けどね、正直久しぶりに会ってみてやっぱり嫌いだし、向こうが無視してるんだからどーでもいいぜ!

って気持ちも多分に出て来た。

その人が通り過ぎる数秒間で、色々な思いがよぎったよ。

最終的にはこうだ。

 

「あーだこーだうるせえ!相手はどうでもいい!俺がどうするかってだけの話だ。俺はお礼を伝える!」

 

 

心に決めた通りに身体が動く。

僕は一度話を中断して、その人に向かって

「○○さん、ありがとうございました!」

と頭を下げてお礼を伝えた。

その人はびっくりした様子だった。

僕はすぐに話していた人との話に戻った。

 

その時かな、晴れやかで爽やかな風が心に吹いて何かが自分の中から抜けていった。

負かしてやりたい、認めさせてやりたい、どう思われてるんだろう、気になって仕方がない!

とあれだけ自分の心についさっきまで波を起こしていた存在がスゥーっと消えていった。

現実には目の前にいるのだけど、僕の心にはもういない。

特別な存在ではなくなった。

自分の中で何かが終わった。

何か預かっていたものを返還したのか、役割が終わったのか。

「お礼を伝える」ということが僕にとっての次の扉が開くパスワードだったのか。

 

確かなことは、同じ世界にはもういない。

 

 

Thank you , Good bye.

でもGood luckは言えないや。

もういないから。

1goodluck

 

読んで頂いてありがとうございました。

内藤大悟

 

 


 - ありがとう

 

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