心の扉を開いたその瞬間、思いがけない奇跡が巡る。ハノイのホテルで僕の心の扉のノックに応えた話

      2016/07/04


kokoooo1

 

その時、何かに導かれるように扉が開いた

ハノイで泊まったホテルであった話。

ラオスからベトナムのハノイについた夜、僕の疲労は限界に達していた。

体はだるくて重く、熱もあるようだ。

ゆっくり休みたくて宿を回るが、そのゆっくり休める宿が見つからない。

普段より感覚が鋭敏になっているのか、臭いや汚さがいつも以上に気になる。

車とバイクの絶え間ないクラクション、
あらゆるところから声をかけてくる客引き、
西洋人がはしゃいでいるクラブから漏れ聞こえてくるお腹に響く重低音
町を包み込む熱気という名のまとわりつくようなむし暑さ、
全てが疲労を増幅させて勘に触る。

思考もどんどんぼんやりしてくる中、

「今日は個室は満室だよ」

もう十何軒目かわからない回答で追い出された宿の隣の建物にそれはあった。

「Friends Hotel」

 

フラフラになって歩く僕の揺れに合わせるかのように、まるで導かれるように扉が開かれた。

「Welcome to Friends Hotel!」

目の覚めるようなピンクのドレスを着た舞台女優ばりの派手な化粧をした女性が満面の笑みで扉を開いて待っている。

彼女の覇気のある声が僕の重たい体の奥にある何かを動かす。

今までの様々な宿で対応したホテルマンやゲストハウスの人々は何だったんだ?

という程にその女性は勢いよくそのホテルの説明を始める。

口早にいかにこのホテルが素晴らしいかということ情熱的に語る。

個室がお望みならどうぞ部屋を見て!と案内されて部屋を見る。

なるほど、部屋は申し分ない。

静かで綺麗で落ち着いた雰囲気だ。

もう彼女と出会った瞬間からここに泊まることは決まっていたのかもしれない。

ロビーに戻り、値段交渉する。

予想範囲内の若干の値引きをしてもらった。

他の宿と比べても部屋もいいし良心的な価格だ。

よし部屋に入って休もうとしたその刹那、彼女は間髪入れずに勢いよくハノイの観光ツアーを勧める。

今予約すれば明日のツアーも参加できると。

それはそれは美しいベトナム人の誇りのようなツアーらしい。

まったくもって商魂たくましい。

僕もそろそろ彼女の勢いや言い回しにも慣れてきた。

「マダム、提案頂いて申し訳ないが僕はクタクタだから明日は休みたいんだ。」

と告げて部屋へ向かう。

男性スタッフがエレベーターを開け閉めをしてくれる中で、

「彼女はこのホテルのオーナーです。
オーナーが値段交渉に応じる姿など私は初めて見ましたよ。
あなたツイていますね。」

この時の僕は早く休みたいの一心で、後日起きる出来事など予想もしていなかった。

 

心の扉のノックに応える

翌日は丸一日休んでその次の日、僕は遅めの朝食後に女性オーナーとロビーで話していた。

「体調はどう?ゆっくり休めた?」

「おかげさまで。ずいぶんよくなったよ。」

「そう、それは何よりね。あなたは日本で何をしているの?」

「僕はセラピストで、会社の社長をしてるんだ。」

と言いながら名刺を差し出すと、彼女は「社長」という言葉にすごく反応していた。

どんなことをしているの?

僕は簡単にセッションの説明をした。

僕の説明を聞いた彼女は

私はこれから出張にいかなければいけないのだけれど、あなたのセッションにとても興味がある。

出発するまでにお試しで体験させて貰えないかと目を輝かせて持ちかけてきた。

 

僕はその時、何かが自分の心の扉をノックするのを感じた。

ツーンと耳に圧がかかるような、「リン」ととても澄んだ鈴の音が響くような感覚。

これは疲れきっていたり、

頭でぐちゃぐちゃ考えてたり、

損得に振り回されていたり、

自分が雑音だらけの状態では聞こえない音。

ゆっくり休ませて貰って、心身共に疲れが抜けて落ち着いていた僕の答えは一つ。

 

「もちろん、いいですよ。 」

 

彼女の出発の時間に合わせてショートセッションを行う。

 

セッション後、、、

 

彼女は笑顔で首をさすりながらとても驚いていた。

見て!首が回るわ!今までとても重いものが首に乗っていたみたい。

とっても軽い!何よりも頭がクリアになったわ。

あなたのメッセージ凄いわね!

録音しておけばよかった!

これからハードな打ち合わせが続くから少し憂鬱だったんだけど、万全の状態で臨めそうだわ。

どうもありがとう!

強く握手をしながら、運転手に促されて急ぎ足で彼女は車に乗り込んでいった。

 

 

僕はロビーでコーヒーを飲みながらマネージャーと話しているとマネージャーの電話が鳴る。

電話の相手はオーナーらしい。

マネージャーは電話越しに驚いた顔をして僕の顔を見ている。

 

電話の内容はこうだ。

オーナーから僕の宿泊費を半額にという指示だったらしい。
くれぐれもお礼と道中気をつけてとメッセージを添えて。

そして最後にマネージャーにオーナーから一言。

 

「いつもよくやってくれて、ありがとう。」

 

マネージャーはとても興奮しながら僕に話す。

オーナーが値引きに応じるのも初めてだったけど、半額だなんて信じられないよ!

何よりも僕(マネージャー)によくやってくれてるだって?!

僕がマネージャーになってからそんなこと彼女に一度も言われたことがないよ!

今日は雪でも降るんじゃないか?!

君さえよかったらいつまでもこのホテルに泊まってくれて構わないよ(笑)

 

少し涙ぐみながら嬉しそうに笑う彼の笑顔に胸が熱くなった。

 

 

何軒も断られて疲れきった身体で導かれるように入ったハノイの町のホテルでの話。

この世界には思いもよらない面白いことが巡っている。

心の扉を開くとその瞬間それはやってくる。

旅は人生の縮図で、あなたの心の扉をノックするヒントやチャンスが溢れている。

 

どうかよい旅を。

 

内藤大悟

 

 

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